
骨隆起と入れ歯・マウスピースの関係|痛みや違和感の原因と対処法
「入れ歯を入れると痛い」「マウスピースが当たって違和感がある」──そんなお悩みの中に、実は**骨隆起(こつりゅうき)**が関係しているケースがあります。
骨隆起は病気ではありませんが、入れ歯やマウスピースを使う方にとっては注意が必要な存在です。
今回は、骨隆起と入れ歯・マウスピースの関係について、わかりやすく解説していきたいと思います。
骨隆起とは?
まず初めに前回のおさらいからいきたいと思います!骨隆起とは、歯を支えるあごの骨が局所的に盛り上がってできる突起のことを言います。
舌や指で触ると「硬いコブ」のように感じられ、場所によっては目で見てもわかることがあります。
代表的な種類には次の3つがあります。
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上顎隆起:上あごの真ん中(口蓋部)にできる
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下顎隆起:舌の下、下あごの内側に左右対称でできる
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歯槽隆起:歯ぐきの部分が局所的に盛り上がる
通常は痛みもなく、治療の必要はありません。
しかし、入れ歯やマウスピースが骨隆起に強く当たると痛みや炎症が起こることがあります。
なぜ骨隆起が入れ歯やマウスピースに影響するのか?
骨隆起は粘膜が薄く、クッション性が少ないため、上からの圧力が直接骨に伝わりやすい構造です。
そのため、入れ歯やマウスピースが接触すると、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。
① 入れ歯が当たって痛い・擦れる
総入れ歯・部分入れ歯を装着した際、骨隆起の部分だけ強く圧迫されることがあります。
特に上顎隆起や下顎隆起は粘膜が薄く、入れ歯の縁や床が当たると痛みが出やすい部位です。
症状の例
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入れ歯を入れると痛い
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同じ場所に口内炎ができる
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長時間つけると赤く腫れる
対処法
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入れ歯の裏打ち調整をして、圧力を分散する
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骨隆起部分を避けるように形を調整する
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症状が強い場合は、外科的に骨隆起を除去することもある

② マウスピースやナイトガードがフィットしない
歯ぎしりや食いしばりの治療に使うナイトガード(就寝用マウスピース)は、歯列全体を覆うタイプが一般的です。
骨隆起が大きい場合、マウスピースの内側が圧迫されて違和感や痛みが出ることがあります。
症状の例
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装着直後に痛みや圧迫感がある
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マウスピースが浮いたり、外れやすい
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長期間使用で粘膜が赤くただれることがある
対処法
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骨隆起を避けた設計のマウスピースを作る
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症状がひどい場合は、骨隆起の除去手術を検討

■ 骨隆起がある方が注意したいポイント
1.入れ歯・マウスピースは必ず「オーダーメイド」で
市販のマウスピースや既製入れ歯は、骨隆起の形に対応していません。
骨の出っ張り部分を強く圧迫してしまうため、痛みや炎症の原因になります。
歯科医院で個人の口の形に合わせたカスタム作製を行うことが大切です。
2.自己判断で削ったり押したりしない
骨隆起を「邪魔だから」と指で押したり、自己流で刺激を与えるのは危険です。
粘膜を傷つけるだけでなく、感染や炎症を引き起こすこともあります。
歯科医師による診断のもと、安全な方法で調整・処置を受けましょう。

3.痛みや腫れがある場合は早めの受診を
通常は無症状の骨隆起でも、
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入れ歯やマウスピースが当たる
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外傷で粘膜が傷つく
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炎症が起きる
といった場合は、放置すると潰瘍や出血、感染につながることがあります。
違和感を感じたらすぐに歯科医院を受診しましょう。

■ 骨隆起の除去手術について
どうしても入れ歯やマウスピースが合わない場合は、骨隆起除去術を行うことがあります。
▪ 手術の流れ
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局所麻酔を行う
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粘膜を切開し、骨の出っ張りを削る
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粘膜を縫合し、1週間で抜糸
日帰りで行える比較的簡単な処置です。
術後は腫れや違和感が出ることがありますが、数日で落ち着きます。
■ 骨隆起がある人でも快適に使うための工夫
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入れ歯の内面を柔らかい素材で加工
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マウスピースを薄く設計し、骨隆起に当たらないよう調整
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強い噛みしめを避け、歯ぎしりのコントロールを意識
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定期的なチェックで口内の変化を確認
歯科医院で定期的にメンテナンスを行うことで、痛みを防ぎ、長く快適に使うことができます!
■ まとめ|骨隆起とうまく付き合うことが大切
骨隆起は誰にでもできる可能性があり、ほとんどの場合は放置して問題ありません。
しかし、入れ歯やマウスピースを使う方にとっては痛みや違和感の原因になることがあるため、
早めに歯科医院で相談し、適切な調整や処置を受けることが大切です。
「入れ歯が当たって痛い」「マウスピースが合わない」などのお悩みがある場合は、
自己判断せずに歯科医師にご相談ください。
あなたの口に合った快適な治療と装置の調整で、毎日の生活をより快適にすることができます。
痛みや違和感がある方はお気軽にご相談ください!




