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虫歯の治療ステップ(初期〜重度まで)

「虫歯」と聞くと、歯を削る音や麻酔を思い浮かべて苦手意識を持つ方も多いと思います。しかし、虫歯は進行段階によって治療法が大きく異なり、早期発見・早期治療であれば痛みも少なく、歯をほとんど削らずに済むこともあります。今回は、虫歯の進行ステップごとに治療内容を詳しく解説します。

虫歯の進行と症状

C0(初期虫歯)

虫歯の最も初期段階は「白濁」と呼ばれる白いシミのような状態です。歯の表面のエナメル質からミネラルが溶け出している状態で、まだ穴は開いていません。

治療方法

・削らずに経過観察
フッ素塗布や歯磨きの徹底で再石灰化(溶けたミネラルが歯に戻ること)を促します。

・生活習慣の見直し
間食やジュースの回数を減らす、正しい歯磨きをすることで自然に治る可能性があります。

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ポイント
この段階で気づけると歯を削る必要はありません。定期検診で発見できるケースが多いので、当院では、4か月ごとに来院していただいています。

C1(エナメル質の虫歯)

エナメル質に穴があき、茶色や黒っぽい変色が見られますが、まだ痛みは出ないことが多いです。

治療方法

・虫歯部分を削り、レジン(プラスチック)で詰める
治療時間は15〜30分程度、麻酔なしでできることも多いです。

・色は歯と同じ色で自然に見えるため、見た目も気になりません。

ポイント
C1の治療は削る量も最小限。放置するとすぐにC2に進行するので早めの治療が大切です。

 C2(象牙質の虫歯)

エナメル質の下の象牙質まで虫歯が進行した状態。冷たいものや甘いものでしみる症状が出ることがあります。

治療方法

・局所麻酔をして虫歯を削る
痛みがあるため、麻酔をして無痛で治療します。

・レジン(プラスチック)、または詰め物
虫歯が大きい場合は型を取って金属やセラミックの詰め物を作ることもあります。

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ポイント

C2は「痛いから気づく」ケースが多い段階。1回の治療で終わることもありますが、詰め物を作る場合は2回の通院が必要です。

C3(神経まで進行した虫歯)

虫歯が歯の神経(歯髄)まで達し、激しい痛みやズキズキした痛みが出ます。

治療方法

・神経を取る「根管治療」(歯の根っこの治療)
感染した神経を取り除き、歯の中をきれいに消毒します。

・数回に分けて治療
歯の中の治療は一度では治らないため、長期的に通院することが多く、丁寧に消毒しなければ再感染のリスクがあります。週に1回のペースで来院していただき治療を進めていきます。

・最終的に被せ物を装着

神経を取った歯はもろくなるため、全体を覆うかぶせ物で補強します。

ポイント
C3になると治療回数も費用もかかります。痛みが強くても治療後は痛みがなくなるので、放置せずに受診しましょう。

C4(歯の根だけ残った状態)

歯の形ががほとんどなくなり、歯の根だけが残った状態です。痛みがなくなっていることもありますが、これは神経が死んでしまったためで、膿がたまると再び腫れや強い痛みが出ます。

治療方法

残せる場合:根管治療+土台+かぶせ物
根の状態が良ければ、時間をかけて治療し残すことも可能です。

残せない場合:抜歯
感染が強く残せないと判断されれば抜歯し、ブリッジ・入れ歯・インプラントで機能回復を図ります。

ポイント
ここまで進行すると歯を残せないことも多いため、早期発見が何より重要です。

虫歯治療の流れまとめ

進行度           主な治療                通院回数目安
C0白濁のみ      削らずフッ素塗布              定期健診
C1表面の小さな穴   レジン(プラスチック)            1回〜
C2 象牙質まで進行     レジン(プラスチック)or小さな被せ物     1〜2回
C3神経まで進行    根管治療+被せ物               2〜4回
C4 歯の根のみ残存        根管治療 or 抜歯+補綴 )           3回以上

予防が最大の治療

虫歯は放置すればするほど治療が大掛かりになり、時間も費用もかかります。定期検診を受けて早期発見することで、痛みを伴わず、削る量も最小限に抑えられます。

自宅でできる予防ポイント

・1日2〜3回、フッ素入り歯磨き粉で丁寧に磨く

・デンタルフロス・歯間ブラシで歯と歯の間を清掃

・間食・砂糖の摂取回数を減らす

・定期的に歯科医院でクリーニングとフッ素塗布

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虫歯治療は「早期発見」が大切ということを患者さんに知っていただくことが大切です。ぜひ、痛みが出る前に定期検診を受けて、C0やC1の段階で発見・治療する習慣をつけましょう!