03 日々の予防で歯の健康を保つ [ 予防歯科 ] 歯周病治療

歯周病は歯の病気ではなく、細菌による感染症であり生活習慣病です。歯の周囲に付着したプラーク(歯垢)が歯と歯肉の隙間に入り込み、プラークに含まれる細菌により歯肉が炎症を起こしてしまい、ついには歯を支えている歯槽骨をも溶かしてしまうという病気です。

歯周病の症状をセルフチェックしてみましょう。

  • □歯ブラシした時に、歯茎から出血がある
  • □歯茎から膿が出ることがある
  • □歯茎が痛むことや腫れることがある
  • □歯が動くようなかんじがある
  • □歯茎がムズムズすると感じることがある
  • □口の中がネバネバすると感じることがある
  • □口臭が気になる

上記の項目にひとつでも当てはまる方は、歯周病になっている可能性があります。一度クリニックで相談・検査をしてみましょう。

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歯周病と全身疾患

口の中には500種類以上もの細菌が住んでいます。しかし、その細菌の全てが悪い、というわけではありません。歯磨きを48時間以上しないでいると、細菌が口内で繁殖し、歯肉に炎症が起きます。そこからさらに炎症が進むと、歯槽骨が溶け、歯周ポケットが出来てしまいます。

喫煙
タバコを吸うと歯茎の周囲の欠陥を収縮させるので、血の巡りが悪くなり、栄養が十分にいきわたらなくなります。そして細胞の自己修復機能が低下し、影響を及ぼしてしまいます。また、タバコを吸う人は吸わない人よりも歯周病の進行が6倍以上早いといわれています。
過度のストレス
現代人とは切っても切れないストレスも歯周病の進行を促進させることが報告されています。
過度のストレスは免疫機能の低下をもたらします。
歯ぎしり、食いしばり
特に睡眠時の歯ぎしりや食いしばりは歯周組織に過度の負担を与えてしまい、歯周病の進行を促進させてしまうことがあります。
心血管系疾患
アテローム性動脈硬化症や心筋梗塞などの心血管系疾患と歯周病の関連性を扱った研究が多数寄せられており、統計学的に、重度の歯周病患者は、心血管系疾患になる確率が健常者の1.5倍~3倍であると報告されています。
早産・低体重児出産
歯周病菌が免疫反応を起こし、出産を促してしまうと推定されており、妊娠37週以前の出産や2500g以下の体重での出産が健常者の4~7倍で発生することが報告されています。
呼吸器疾患
誤嚥(ごえん)性肺炎とは、食べ物や口の中の細菌などが誤って気管や肺に飲み込まれてしまうことで発症する肺炎で、その原因となる細菌の多くは歯周病菌で あると言われています。すなわち、誤嚥性肺炎の予防には歯周病のコントロールが重要となります。高齢者の肺炎は、誤嚥性肺炎の可能性が高いといわれてお り、肺炎と気管支炎による死亡の9割は65歳以上の高齢者であるため、高齢者の健康管理にとって口腔ケアの必要性はとても重要なことといえます。
糖尿病
糖尿病の診断を受けている方は、歯周病の罹患(りかん)率が高く、また、重症化する頻度も高いといわれています。また、糖尿病患者は、歯周病の治癒効果が 上がりにくいということもわかっています。ですので、糖尿病と歯周病の両方に罹患している方は、内科医と連携した総合的なアプローチが必要となり、積極的 に治療をしていくことで、糖尿病と歯周病の状態が改善する傾向にあるという報告がされています。

歯周病の予防

歯周病予防の基本は「正しいブラッシング」です。もちろん毎日のブラッシングはとても大切なことですが、どんなに毎日丁寧に磨いていても、間違った磨き方をしていては口内の汚れを十分にとりのぞくことができません。
正しい歯のブラッシング方法を覚えて、自宅でのケアを今までよりも効果的なものにしましょう。

また、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)という、歯科医師や歯科衛生士が、特殊な機材や研磨剤を用いて、専門的に口内の清掃を行う予防方法もあります。

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歯周病の治療

歯周病にはとにかく「日々の予防」が大切となってきます。歯周病になってしまった場合は、進行を抑制させる治療が必要となります。歯周病は自覚症状が少な いため、気付かないうちに症状が進行してしまう可能性があるので、ここ最近歯周病の検査を受けていない方は一度検査を行うことをおすすめします。

初診
来院の理由、また、お口の気になることをお話します。
検査
歯周ポケットの検査やレントゲン撮影などで、歯周病の状態を調べます。
診断
検査結果をもとに、今のお口の状態を説明、これからの治療プランを立案します。
初期治療
歯石除去(スケーリング・ルートプレーニング)や、ブラッシングの指導、また必要に応じて虫歯の治療や咬み合わせの調整などを行います。
再評価
歯周ポケットが改善されているかどうかを検査します。そして、改善されていない部分にたいしての次の治療プランを考案していきます。
歯周外科治療
改善されていない部位や深い歯周ポケットを外科的に取り除きます。
再評価
外科処置後、歯周ポケットが改善されているかを再検査します。改善されていれば、メンテナンスへ進み、病状安定となればSPT(サポーティブペリオドンタルセラピー)へと移行します。

定期検診(メインテナンス)

歯周病は再発の恐れのある病気です。せっかく治っても、治療前と同じような生活・ケア方法では、また歯周病になる可能性もあります。
ですので、治療後もセルフケアをしっかり行いましょう。

[メインテナンスの目的]
・歯周病の再発予防
・新たな歯周病発症部位の早期発見
・良好な歯周組織環境の長期維持

治療の終わりがゴールではありません。セルフケアをしっかりと行い、お口の中の健康を継続して守っていくことが大切です。

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