口ごぼってなに?
以前ブログで横顔美人とは、鼻先から顎の先端を人差し指の側面を直線で結んだ時に上唇と下唇が触れない人は綺麗なEラインができるとお話ししました。
それと反対に口ごぼは、上唇と下唇が人差し指に触れ、Eラインより出てしまい口元が盛り上がって見えてしまうことが口ごぼと言われています。
口ごぼの原因
上や下の前歯がガタガタしていたり、突出していたりと主に歯並びが悪いのが原因で起こります。これらによって噛み合わせが悪化し顎にも負担がかかるようになってきてしまいます。口ボコは歯の大きさ・歯並び・お顔の骨格・顎の大きさなど遺伝的な影響もあり、日本人は顎が小さいので影響され発症しやすい傾向にあります。また、おしゃぶりや指しゃぶりが中々やめられなかった・口呼吸・舌の位置・下唇を噛むなとの習癖も口ごぼの原因になります。
・遺伝による骨格などが原因の場合は外科的処置が必要な場合もあります。
・おしゃぶりが原因な理由は顎の骨が成長途中の柔らかい時期に、お口の中に入る指で前歯が押し 出されながら成長してしまうからです。
・口呼吸は口が常に開いてしまっている為、口周りの筋肉が弱ってしまいます。弱ることにより舌に押されて前歯が出てきてしまいます。
・舌の正しい位置は上の前歯の根本から5ミリくらい上の位置になります。普段からこの位置にあれば特に問題はありませんが、舌の位置が前に出てしまっている人は無意識に前歯を押し付けている可能性があります。
口呼吸や舌の位置はご自身でもチェックができます。気になる方はぜひ一度口呼吸・舌の位置のチェックをしてみて下さい。
口ごぼのデメリット
乾燥しやすい
・口が閉じにくく、口呼吸になりやすい為、口腔内が乾燥しやすくなってしまう
歯周病や虫歯のリスクが高い
・口腔内が乾燥してしまい唾液の自浄作用が上手にできないため細菌が増殖。
・歯並びが悪いと歯磨きが上手にできないため磨き残しが多くなる。
顎関節症になる可能性
・前歯で噛みにくい・噛み合わせが良くない為、噛むたびに顎に負担がかかりやすい。
Eラインが綺麗な直線にならない
・横から見た時に口元が盛り上がって見える
口ごぼの改善方法
骨格が原因の場合は外科的処置を併用した矯正治療になります。
骨格的に削って治す方法と、歯の周囲の骨を削って治す方法に分かれます。
歯並び・噛み合わせの場合は矯正治療のみになります。矯正治療のみでも必要に応じて抜歯が必要になることもあります。
必ずご自身にあった治療方法を見つけましょう。当院には外科専門医・矯正認定医が在籍しています。お悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。